市川市妙典の吉田こどもクリニック 小児科・アレルギー科

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スギ花粉症

症状は?

花粉症の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりが中心で鼻の掻痒感や、結膜炎症状もしばしば伴います。 花粉の飛散は、関東では2月中旬頃に始まり、5月初旬くらいまで続くと考えられます。

治療は?

予防薬として抗アレルギー剤の内服、点鼻、点眼、および症状に応じて抗ヒスタミン剤、ステロイド剤(内服、点鼻、点眼)などを用います。花粉症の治療は、症状が出てからではなかなか作用があがらないため、症状のでないうちから、予防的にお薬を使用しておくのがコツと言えます。

■スギ花粉症に対する舌下減感作療法(アレルゲン免疫療法)に関して
減感作療法(アレルゲン免疫療法)は、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らしアレルギー症状を和らげる治療法です。
減感作療法は以前より行われていましたが、注射による皮下免疫療法であったため、痛みを伴い、さらに頻回の病院への通院が必要でした。2014年よりスギ花粉症に対する舌下減感作療法ができるようになりました。舌下減感作療法は舌下に治療薬を投与するため、皮下免疫療法ほどの痛みはなく、自宅での治療が可能です。
減感作療法は一般的な対症療法とは異なり、アレルギー疾患そのものを軽症化させ、時に治癒せしめる可能性のある治療法です。しかし、治療によりアレルギー反応が起こる可能性があり、時にアナフラキシーといわれる重篤な反応を起こすことさえあります。また治療は3年から5年と長期間かかります。治療作用には個人差があり、すべての人に有効であるわけではありません。治療法に関して十分理解したうえで、減感作療法を受けるようにしてください。

■スギ花粉症の減感作療法薬(シダトレン)と治療に関して
【治療を受けられる人】

  • スギ花粉症患者(検査等含め確定診断が必要)
  • 年齢は12歳以上
【治療を受けられない人】
  • シダトレンによりショックを起こしたことのある人
  • 重症の気管支喘息の人
  • 悪性腫瘍、自己免疫疾患、免疫不全症等の疾患の人
【治療の詳細】
 シダトレンを1日1回、舌下に滴下し2分間保持したのち飲み込みます。
 その後、5分間はうがい、飲食は控えてください。

【よく見られる副作用】
 口内炎、舌下腫脹、咽頭掻痒感、口腔内腫脹、耳掻痒感、頭痛

【まれだが重篤な副作用】
 アナフィラキシーショック

【治療を受けるにあたっての確認事項】
  • 花粉の飛散時期も含め、長期(3~5年)の治療を継続できる。
  • 少なくとも1カ月に1回受診可能である。
  • すべての患者さんに作用が期待できるわけではないこと、治療終了後に作用が減弱することがあり得ることが理解できる。
  • アナフィラキシー等の副作用の可能性があることが理解でき、副作用等の対処法が理解できる。
舌の下(したのした)で行う鳥居薬品の舌下免疫療法専門サイト(外部ページへリンクします。)

家庭での対処法は?

日常生活での注意点
・マスク、帽子、メガネの着用。
・帰宅時、衣類をよくはらって、家の中に花粉を持ち込まない。
・花粉の多い日は洗濯物を室外には干さない。
・窓を開けっぱなしにしない。
・花粉情報を利用し、花粉量の多い日は外出を控えめにする。
・空気清浄機の使用。

開始時期に関して

スギ花粉症に対する舌下免疫療法は花粉飛散時期(おおむね1月~5月)には開始できません。新規にてご希望の患者さんは6月以降に受診をお願いします。

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